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寄稿漫画「花散らし」

  • 執筆者の写真: 渡屋
    渡屋
  • 2019年5月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年9月24日

2019年5月4日発行 楊小龍様発行夜叉督本(R18)「花笑み」


『花散らし』16p


※内容の裏話です。プライベッターや別ブログで書いていたものを移動しました。




 「花散らし」とは桜の季節に降る雨という表向きの意味の他に旧暦にやる合コンのことをそう呼んでたらしいんですね…。しかも大体想像つくと思うけど、合コンというより乱交っぽい? 折角良い感じの言葉なのに…となりましたが、ここは利用させて戴きました。下ネタ嫌いじゃない、好きだから。

 作中では乱交というよりは、まぁ…。セッ○スするっていう意味で使用。花に関係した言葉は大体そういう裏の意味もあって使いやすいんだか、使い難いんだか…。普段使いが非常に難しいような気がします。


 夜叉督で初エッチ描きたかったので描いた話です。…が、御多分に漏れず初エッチっぽい初初しさが全くないです。

 実はかなり珍しく、話を考えながら描いたものなのです。最初は「喰わず嫌い」みたいなタイトルを使おうと思ってたし、話の最初の方はそういう感じですよね? でもよく考えてみたら、高杉くんの見た目は別に美味しくなさそうという感じではないし、どうしようかなぁと思いながら描き進めていたんですよ。描いてる最中、本の発行者の楊さんと打ち合わせしてる時にどんどんネタが出てきて今の形になりました。こういうのもまた楽しい描き方ですね、思いもよらなかった事が出てきたりしますから。でも打ち合わせ中、なんとなく冷や冷やしたのが、もしかしてネタ被りしてるんじゃないかなってことなんですよね、今回も「陰翳クロニクル 初」の時と同様に、何故か楊さんとモチーフが近くて驚きました。その辺は全く打ち合わせしてないんですが(笑)。季節ネタを使えばかぶる可能性が高くなるものとは思いますけど、面白いです。


 本を見た方はお分かりになると思いますが、作品の前後を素敵に装飾してくださってとても嬉しいです。漫画の後の空白ページが漫画の終わりとリンクするような感じだったりしておぉっという…。原稿頑張って良かった…!


 例の遊郭で同じコを指名するエピソード、アレ何度でも触れたい好きエピソードです。今回その話をいれましたけど、きっと何度でもこの話は振り返ると思います。何度でも味わえるとても良いエピソードです。というか、あれは何の為に入れたエピなんだろうとずっと考えていられるというか…。一ヶ月も口きかないならよっぽどのケンカじゃなきゃ駄目で、女関連だったら不自然ではないと考えたのカシラ…。余計ややこしい感じになってしまったような気がするんです、あれは。


 本当は「花散らし」という言葉を使うには時期が遅く、そういう意味もあります。もうすでに誰かが触れたあとかもしれないっていうことを暗に…。全然暗じゃないけど。銀時は誰かが高杉に先に触れたかもしれないということが気になって仕方ないんだよーみたいな。分かり難いけどそういう心理でイライラしてchinko。すみません…。基本的にふざけてるんです、私は…。


 遊女はあんま客とのことペラペラ喋らないだろうし、本当のところはどうかわからないけど、あれはマジで何もなかったんだろうなーって思います。ちょっとでも触れない高杉に女のプライドが傷付いてつい辰馬に愚痴ってしまったという感じかな? 辰馬と遊女との関係は何かあったんじゃないのと思ってしまう…。そんなこと聞き出せるって話術云々だけではないような気がする。話がそれました、すみません…


 私の漫画だといつも銀時がイライラしているので、たまには楽しそうにしたらいいのに…(そう描けばいいのに…)。高杉が銀時を睨んでたのも、どういう心理なのかちゃんと描くべきでした。描いてる本人もどういう気持ちなんだろうって感じだったんですよ、明確な気持ちを与えることが出来んかった…。

 銀高って本当、難しいんですよ。私には全然わかんない事だらけです。




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