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「陰翳クロニクル 孕」

  • 執筆者の写真: 渡屋
    渡屋
  • 2020年3月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年9月24日

2020年1月12日発行 銀高小説・漫画本「陰翳クロニクル 孕」


銀高漫画 17ページ


※こちらは「陰翳クロニクル」という、テーマにそって小説(匣十八)と漫画(はちとんぼ)(呼べたらゲスト様も)で構成された本です。その中で描いた漫画についての設定や裏話です。


テーマ「孕」




「孕」をテーマに描いたものです。この漫画は同じ本に載っている小説「結晶ノ世界」を意識したものとなっています。小説の方は完全に最終訓後になっていますが、これはその前、攘夷時代から2年後703訓までの話となっています(それなのに掲載順は前後してしまいました…)。


 小説と漫画共通しているテーマは本のテーマ「孕」ともう一つ「結晶」です。結晶は…松陽(虚)の心臓や、最終訓をモチーフ?にしてます。

 小説も漫画も混じり合わない思いみたいな話になっていますので、全然楽しい、幸せな話ではないように見えるかと思います。無神経で繊細さに欠けていてすみません…。孕というくらいだからオメガバとか男の妊娠とか連想させてしまったかなと…。自分にとって難しそうなことがやりたかったんです…。


 高杉は銀時を眸の中に孕んでいたし、703訓で再び…孕んだ話だと読み取って戴ければ…。高杉は、銀時があまり表さなかった感情を全て引き受けようというそういう意思があったようにも見える。それとも、怒りの感情を全部自分にぶつけてくれればと思ってたかもしれない。でも銀時にとっては高杉も大切なものの一つであったから、最初から恨み辛みぶつける気もなかったわけで。それが逆に高杉にとっては辛かったのかな…などと考えたんです。実際はどうなのかはわかりませんけど。


 高杉は銀時をまた眸に焼き付けて満足していたけれど、銀時の方はどうだったのかな…。あの703訓を、ただ主人公に訪れた悲しい別れとしてとるかどうか…。普通の漫画好きだったらそれでいいんです。でも、これでもずっと銀高追いかけてきた者ですから、ただそれだけであって欲しくないなという気持ちから描きました。いつもながら独りよがりです…。

時間が圧縮されたような描写が無性にやりたくなるので今回もまたそんな感じになってしまって、ワンパターンだわ…と思う…。話の進め方他に知らないというかですね。しかもどうしてもブレーキかけてしまう、踏みとどまってしまう。


 おまけにこの見本ページ見ただけでもトーンの塗りのこしがあってアイタタタです。





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