「陰翳クロニクル 初」
- 渡屋
- 2019年4月28日
- 読了時間: 2分
2019年1月13日発行 銀高小説・漫画本「陰翳クロニクル 初」
『粉のように 真珠星』12p
※こちらは「陰翳クロニクル」という、テーマにそって小説(匣十八)と漫画(はちとんぼ)(呼べたらゲスト様も)で構成された本です。その中で描いた漫画「粉のように 真珠星」という話についての設定や裏話です。
テーマ「村塾銀高の初めて」

ずっと描くと言い続けていた、村塾銀高の初めての夜のお話…。ちゃんとじっくり描いてたら、まずは初めてのキッスからはじまるところだったんでしょうけど、こちらはキッスは済ませておりまして…。だから短くなったというのもありますね、じっくりもっくり描いてたら終わらないです。セックスに絞りました。そういうわけで、いきなりアヤシイ雰囲気で、初々しさがあまりなかったです。初だというのだからもっと初々しい感じにすればよかったですよね…。どうしても、どうしても私が描くと完全なる両想いで、こうなるのが当然みたいな感じになってしまいます。なんの葛藤もないのが、捻りないなぁって思います。ただ好き合ってる二人が描きたいだけなんです…(照)。
描いてる時期が12月頃でしたので、季節を意識しました。つまり冬です。 しもやけは自分が子供の頃よくなっていて、あたたまると痒いのが辛かった記憶があります。それ以外はジンジン痛いんですね。導入部がいきなりこんな感じで分からなかった人も多いかもしれません…。今はあまりないですよね、きっと。
少女漫画のような爽やかな感じにするというのを目標にして描きました。優しい感じにしたかったので、どっちもあたりが柔らかいです(いつもとあんまり変わらないような気もしますけど)。不自然じゃないやりとりを考えるのが大変なんですね、いつも喧嘩腰の銀時くんしか知らないわけですから…。作画を水墨画のような淡い感じにしたのはそのためです。
真珠星というのはスピカの別名らしいのですが、星に興味がある銀時とは…(苦笑)という感じですね。単に昔は野宿なんかもよくしていて、好き嫌い関係なく空を見上げることが多かったんじゃないかと思ってこういう設定にしてみただけですが。あと、春が早くくればいいなということで、早く高杉とこうなりたいな、○○○したいみたいなのを暗示させている…等と書くとちょっと気持ち悪いですか、すみません…。
因みに、タイトルと作中の表現に関しては、スピッツの「スピカ」から影響を受けています。幸せは途切れながらも続くのです。銀高もそういう気持ちであれと祈りをこめて。

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