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「奇焔陰翳クロニクル 忘却の河を渡るプラトーン」

  • 執筆者の写真: 渡屋
    渡屋
  • 2019年9月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年9月24日

2019年8月10日発行 銀高小説・漫画本「奇焔陰翳クロニクル 忘却の河を渡るプラトーン」


『学生服と機関室』19ページ


※こちらは「陰翳クロニクル」という、テーマにそって小説(匣十八)と漫画(はちとんぼ)(呼べたらゲスト様も)で構成された本です。その中で描いた漫画「学生と機関室」という話についての設定や裏話です。


テーマ「八高・転生(記憶なし)・古い歌」





 元々の話は「骨と住まう男」という話で、ノートに描いただけのものです。八高と言っても、教職を退いて官能小説等を書いてる坂田銀八と大学生高杉晋助の話なので、かなり普通の八高と違います。今回の話はこの世界線の二人の、まだ教師と生徒の頃という設定です。テーマが忘却ということで、 全く江戸の記憶がない、でも転生が前提の銀八と高杉です。

※タイトルには深い意味はありません。「古い歌」が隠しテーマとなっているので、「セーラー服と機関銃」からとりました。歌詞も少しは意識…と思ったけど…あんまり関係はないです。


 学パロ系は年代が出てしまうので本当はやりたくないというのがあります。昭和、平成初期の学校の感じが抜けず申し訳ないです。

 基本的に…銀魂キャラをかませ犬的な絡ませ方したくないというのがありまして、でも今回はイヤな気持ちになりたくて、そういう描写があります。とにかく私がイヤな気持ちになりたかったという、そういう歪んだ気持ちで描いています。原作読んでて、銀高民である私はすごく良いと感じたけれど、そうじゃない人も沢山いたんだと思うと憂鬱で…。そういう気持ちに浸りたい(かなり歪んでるなコイツ)。祝福されないってどういうことかなと考えてたというか。それなら教師と生徒で、男同士の八高なんてかなり祝福されないというか、え、イカンでしょって感じなのでは…?しかも間に他人入れて色恋の話してたら完璧に憂鬱な関係になるのでは…? まぁ今の時代、どうなんでしょうね、禁忌感が薄れてるし同性愛なんて大したことないわって感じかなぁ。


 性描写に関しては全然ヌルイ内容で申し訳ないです、R18指定にする意味もない。これはただ取り方によっては死等を暗示させているように見えるのではないか、鬱表現ではないかと思って指定したものです。それと教師と生徒だしといういらぬ気遣いでした。性描写は大したことないです。だってえっちさせちゃうと幸せ銀高になってしまうんだもの…。折角の憂鬱さが… ぶっ飛んでしまうんだもの…。

 あの人があのシーンに出くわしたのは、偶然ではないです。そういうシーンもネームではちゃんと描いてたけど、完成原稿では描いてません。自分はイヤな気持ちになりたくて描いてるけど、読む人のことを考えると、きっと読みたいのはこういうのじゃないんだろうなと、自分の変な感覚やら性癖?ばかりぶつけるのもどうかと思ってあちこち直しています。


 イヤな気持ちイヤな気持ち言ってるけど、銀高的には全く問題ないんですよね。原作でも結構やってくれましたよね、これやったら皆どういう気持ちになるか、考えな!?って言いたくなるようなこと何度もやってるよね。あの二人。しかもそういう時は大抵銀時は高杉、高杉は銀時絡みの時なんですよ。なんか、なんだ? あれは。




  なんというか、かなり大昔に描いてた創作漫画のキャラに銀八が似ている…銀八はこんなキャラじゃないのに~って辛かったです…。まず外見が似ているというか、天パで普通の服着せてると創作描いてる錯覚がしてしまって...。現代物はキツイ...。




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