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★通販可★悪

  • 執筆者の写真: 渡屋
    渡屋
  • 2019年10月4日
  • 読了時間: 6分

更新日:2020年9月24日


【タイトル】 悪(あく)

【CP】坂田銀時×高杉晋助

【ページ数】 44ページ

【版型】 B5

【印刷】 オフ・表紙多色刷

【年齢制限】 

​​【発行日】 2019年10月10日

​​【漫画】はちとんぼ

​​【頒布価格】

 ・フロマージュ/アリスブックス→¥600(送料税別)

 ・イベント(pixivBOOTH)→¥500

【内容】

 最終訓後の世界。記憶が欠けている高杉と銀時、二人で静かに暮らしている設定。二人が住む家に高杉にそっくりな少年が現れる。


 多少の性描写、鬱・死を暗示させる内容、欠損表現、創作キャラの出演など。ファンタジー寄りの話です。


・フロマージュ → 詳細ページ

・アニメイト → 詳細ページ

・アリスブックス → 詳細ページ





※ここからは内容の裏話です。プライベッターや別ブログで書いていたものを移動しました。


 最初のお知らせではR18でしたが、大したことないなということで表記全くなしになりました、申し訳ありません。描いてる間に変えることが多く、これも最初はショタ表現等々があったためR18ということになっていました。やりすぎだと思ってギリギリで内容を少し変えました…。


※11月12日内容修正・加筆

 色々と失敗している本で申し訳ないです、ページ数そうでもないのになんなのあの重さと自分でも…。44ページってそんな厚い本じゃないから、少し嵩増してみようという軽い気持ちで厚い紙を使ったら、まぁ、重い重い。ずっと使いたかった表紙の紙も、箱から本を出す時に手をすりおろしてしまうという凶器と化して…。手の皮も頭も弱ってただけですけどね…。


 内容について大雑把にいうと、ストーリーは最終訓後の世界という設定で、銀時は記憶が所々欠けている高杉を治しながら生活しています…。特に起伏もないし、淡々と。いつもそうだけど今回もやっぱり淡々系になってしまいました。もう少しドラマチックになるもんだと思ってたんです、でもそうならなかったという…。高杉の腕が欠損しているのは、私がこの話し考えた時は原作でそうなってしまってたから、そのままその時のイメージで描いてます(虚が出てきた時に腕は戻りますが…)。

 モノローグや説明文がヘタクソ過ぎるからあまり説明しない、出来なくて申し訳ありません。漫画で伝えなければならないところを、こうやって後から説明するというのがもうスマートではない。本当にすみません、漫画の描き方よく分かって無い、というかヘタクソなんですってば...。 

 ちょっとファンタジー・オカルト?な要素も入っているためにより分かり難かったと思います。散らばってしまった高杉の記憶を回収しながら生活しているんですけど、ボロボロの状態で見つかった高杉だから、それを治しながらという感じです。記憶はその頃の高杉の姿になってあの家の周り(高杉の周辺)に時々現れ、過去の再現をしていきます。だから赤ちゃんの高杉も出てくるかもしれないですね。赤ちゃんの記憶がどんなものかはわからないけど。赤ちゃんは難しい。

 高杉の体がどうなっているのか、死んでいるのかあの中途半端な不死の体なだけなのかどうなのか、それは読む方のイメージにおまかせします…。というかその辺ちゃんと考えたくない。


 高杉は自分の記憶に対してあまり執着がありません。忘れている側だからか、すでに自分が本当にやりたかったことはやったから満足してそれ以上望まないのか。高杉はあまり多くは望まない気がしました。無気力ではなく、幸せなんだと思う…。だからそれ以上欲しいものがなくなってしまったような。

 唐突に高杉が許されないことと言いますが、別に誰かがそんなこと言ってるわけでもなく、普段なら絶対言わないけど、自分に欠けがあることに改めて気が付いたから出たものです。苦痛には耐えられるけど、快楽や幸福には慣れていなさそう。攘夷戦争終結前までは普通に受け入れてたと思うんですけどね…。


 銀時だって本当は高杉が生きてさえいてくれれば、高杉の記憶がなくたっていいと思うかもしれません。きっとそれが皆の銀さんです。でもここにいるのはもう皆の銀さんじゃないから、それでも理性を保つためにこうやって収集することにしたんですよ、ある意味自分に歯止めをかける為に。最初に考えたネームが全く歯止めかかってなかったから、反省してこうなりました。


 私はこの人達からあまりにも遠くにいすぎて、彼ら自身や周りの人間がそう評するほどろくでなしにも悪ガキにも見えなくてねぇ…。感情移入が出来て、彼らを身近に感じることが出来る人達ならそれが感じられるのかもしれないけど。

 彼らがお互いに対してずっと抑えた気持ちを持っているように見えていたし、大切に思っているように見えてはいました。ただそれだけです。そう見てしまうことは悪であるような気がしたので、今回のタイトルとしました。それと、ある方とお話した時に悪=弱さという話になりまして…。それも含んでいます。


 でも、原作が進むにつれ、この人達あんまり細かい事考えて無いんじゃないかとも思うようになってきたし、もしかして私が考えているよりもあっさりと、欲しいと思ったら手を伸ばすかもしれない。

 銀時は言わなくてもわかるよな?スタンスで高杉に接するけど、高杉実はあんまり分かってなかったという感じが愛しくてしゃあない…。あんなに他の事は看破出来る人だというのに。そういうズレもたまらなく好きな二人です。もどかしいけど。


※2019年10月23日 追記

 感想をいくつか戴きまして、とても悲しい思いをさせてしまった方もいらっしゃるようなので、更に補足を…。

 ある方は全ては銀時の妄想で、銀時は高杉の幻と暮らしているのではないかというイメージを持ったと仰っていました。それもまた間違っていなくて正解です。本当にどうとでもとれるように描いていますので、間違った解釈というものはないと思います。でもやはり辛くて悲しい解釈に辿り着く方もいらっしゃることを考えると、もっとはっきりと私が伝えたいことを描いた方が良かっただろうか、最初のネーム通りに描いた方が良かっただろうかとも思いました。もう全て遅いですが…。実は全員がもうとっくに死んでいる世界ということを導き出す人もいるかもしれないと思いました。それもある意味正解だと思います。


 銀高が好きな人が銀高についてどう考えているか。「モナド」はそういう意味で使いました。人それぞれ揺るがない銀高観があり、しかし窓だけは存在し、そこから他の世界に干渉はしなくても見る事ができるという…。起こった変化は他人に強制されたものではなく、自分の中の変化です。自分の銀高観は大事にしてほしいという思いからです。今回悲しいイメージや寂しいイメージを持った人でも、もしかしたら自分の中に変化があれば、違うものに見えてくるかもしれません…


※2019年11月19日 追記

 「象牙の金魚」について…。


 私が描く事ですから、そんなに意味がないという事にして戴いても構わないんですが、どういう意味だろうと気になった方へ簡単に説明を…。


 端的に云うと、話に深く関わるような意味はありません。ただ響きだけで使用しました。


 象牙→あまり手に入らなくなったもの。金魚→淡水で生きているもの。住める環境が決まっているという感じで、狭い世界を暗示してます。

 それと、「象牙の塔」という言葉があります。これはかつて美しいことを表す言葉だったとか聞きましたが、現在では世間知らずや狭い世界に生きることを揶揄する時に使われる言葉になっています。その二つの意味がいいなぁと思ったんですよね…。でもそのまま使うわけにもいかないので、象牙の金魚にしました。

 



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