過去作振り返り「誑惑七度」
- 匣十八
- 2018年12月15日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年11月9日
※過去作振り返り、振り返りというか思い出話しというか、自分の話を自分に向けて解説してるような感じです(忘れがちなので)。
「誑惑七度」2018年9月10日発行 銀高(九尾×高杉)小説本
あらすじ・・・攘夷戦争後、鬼兵隊を結成してすぐのこと。高杉は幕府からの追手をまくために、山深く入り込む。協力者と名乗る者に連れられてある村へ辿り着くが、そこで銀時に似ている男に出会い…。
グッズネタ(妖怪モノ)です。銀時が九尾という、銀魂グッズから思い付いたもの。これは銀時×高杉ではなく妖怪×人間という感じ…九尾×高杉になるので表記に困りました。
話としては、九尾の姿は銀時そのままなんだけど、銀時とは別人です。
自分的に納得できねぇ!! と思いながら書いた部分があるんですけど、本当につまらんことです。銀時以外の相手に高杉がと思うと個人的にはイヤな気もします。でも過去に銀時とそういう関係になれなかったことを、大切すぎてそうなれなかった高杉の気持ちも書いてみたかったんです…。銀時よりも内に秘めそうな感じ? 割と幼い頃は突然カーッと行動しそうな所がありますが、12歳くらいから急激に大人しくなっていくイメージが何故かある。
この話、ただ九尾が可哀想な話になってしまったけど、私の人間性が悪いだけですから、これは。銀高を描くために、九尾に犠牲になってもらったような感じ…。ここまで出来たのは九尾の設定がほぼオリジナルだからです。
今回は七度狐という上方落語が元になっています。高杉が七度化かされるというのは流石に難しかったのでそこまで忠実に参考にはしていません。細々とした嘘がいくつかあるくらいですか。あ、でも落語の方でも七度化かされるのは中々ないそうで。途中は省略するものだそうですね。
本にする際に多少加筆修正しています。ウェブに上げた時は全く出てこなかった銀時を出しました。現実ではないけど。どこかで薄くでも繋がっていれば良いなと思います。同じ記憶を共有しているのだから、同じ夢を見ることもあるでしょう。
この作品の表紙は手遊びで狐を作ってるものにしました。pixivでは障子に影が映る感じに、本では手そのものになっています。

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