top of page
検索

「怪談・陰翳考」「夜歩く」

  • 執筆者の写真: 匣十八
    匣十八
  • 2019年11月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年11月11日

 

※過去作振り返り、振り返りというか思い出話しというか、自分の話を自分に向けて解説してるような感じです(忘れがちなので)。


「陰翳クロニクル 遊」2019年8月10日発行 銀高遊郭パロディ小説・漫画本


「怪談・陰翳考」あらすじ・・・行方不明の男を探してほしいという依頼を受けた銀時が訪れた廓。その岡場所全体を仕切っていると言われている男は谷と呼ばれているが、実は高杉で…。


「夜歩く」あらすじ・・・ある廓に「飛梅」という遊女がいた。その遊女は全く外の世界に興味を持たず、口説く男にも見向きもしない。ただ夜な夜な現れるという、白髪に刺青を背負った男には全く違う顔を見せていた。



 

「怪談・陰翳考」は以前少しだけ書きかけてた話です。陰翳クロニクルという本を出すきっかけになった作品とも言えます。書きかけなのに…。

 私は遊郭パロというものが全くわかっていないということを痛感しながら書きました。遊郭パロは「女のように美しい受」が遊郭で体を使って稼いでいるということが大事なわけです。直球で申し訳ないですけど。そこをガン無視してる時点で微妙です。すみませんでした…。でも、私この設定割と気に入ってるのでゆるしてください。もう遊郭パロって言っちゃいけない、これは遊郭を舞台にした二次創作です。


 なんでも屋(探偵業より)の銀時と、色んな裏の顔を持つ高杉の話。元々白晋(白高)として書いたものですが、どうとでもとれる感じでしょうか…。話の本筋はあるけど、それはあくまで銀高を引き立たせるためのものです。いつもそうなんですけど。この話しでも銀魂キャラには背負わせることが出来なかったので、創作キャラが出張ってます。

 高杉が作った朝ごはんを二人で食べるという、現パロでも出来なかったことをあっさりやってます。たったこれだけのことを情感たっぷりに書くなら今だ!となったもので…。



「夜歩く」は、カーや横溝正史のイメージが強すぎてアレだなぁと思ったけど、パッとこのタイトルが良い!と思ったので使いました。表舞台に立たない二人という所から。


 語り方は御伽噺風になっています。こちらも白晋(白高)を意識したような話になっています。過去は銀魂世界とほぼ変わり無く、でも銀時は白夜叉として幕府からも、とある事情により攘夷浪士からも追われている身となっています。「陰翳考」との共通点は「飛梅」が出てくることです。この話しでは高杉の表向きの名前ということになっています(飛梅とは菅原道真と梅の伝説です)。「陰翳考」とは違って高杉は遊女のような立ち位置になっています。ちゃんと遊郭パロだということを意識したつもりですが、どうでしょうか…?慣れて無いということもあり、上手く書けてるかどうか不安です。

 銀時が今度は遊郭の楼主です。銀時と高杉、二人共世間から隠れて生きているという大雑把な設定です。まぁ隠れて生きているというよりは、私の作品ではお馴染の緩い隔離です。監禁軟禁ですね。ワンパターンだなぁ、もう…。


 珍しく銀魂キャラが出てきます。上手く書けたかどうかはわかりませんが、緊張しますね、こういうの…。銀魂軸とは違うからでしょうか、楽しく書けたので自分でもびっくりです。


 

 


Comments


​© 2020  watariya

  • Twitter Clean
bottom of page